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夜中ぐっすり眠っていたはずの子どもが、突然大きな声で泣き叫んだり声をかけても反応がないなど、そんな姿を目の前にすると、「どうしたの?」「怖い夢を見たのかな?」「どこか具合が悪いの?」と、心配になりますよね。
もしかすると、それは「夜驚症(やきょうしょう)」かもしれません。
今回は、夜驚症とはどんなものなのか、起こりやすい年齢や原因、起きたときの対応方法についてご紹介します。
夜驚症は、眠っている途中に突然泣いたり大きな声で叫んだり、強く怖がってパニックを起こしているような様子がみられる睡眠中の現象です。汗をかいたり、歩いたり、ときには激しい動きを伴うこともあります。
パニックや混乱しているような状態にみえ、ママやパパが声をかけても反応がなかったり、抱っこをしようとしても嫌がったりすることがあります。
怖い夢を見て目を覚ます「悪夢」と似ていますが、夜驚症では完全に目を覚まさないままこのような行動が起こります。
夜驚症は、特に幼児期から小学校低学年ごろの子どもに起こりやすいといわれています。
夜中に何度も起こると、「このままずっと続くのかな……」と心配になってしまうかもしれません。幼い子どもの30〜40%ほどが、一度は夜驚症を経験するという研究報告があります。決して珍しいものではなく、多くの場合成長とともに少しずつみられなくなっていきます。
夜、寝ついてから3~4時間以内の深い眠り(ノンレム睡眠)のときに、睡眠と覚醒が混在した部分覚醒の状態になることで、夜驚症が起こると考えられています。
夜驚症は、10分~40分ほど続くことがあり、時間がたつと何事もなかったかのように再び眠りにつきます。そして朝になると、本人は夜中の出来事を覚えていないことも特徴です。
子どもの睡眠は、大人に比べるとまだ発達の途中です。夜驚症の原因は、子どもの脳神経の急発達と未熟さによるものだといわれています。はっきりとした原因はわからないことが多く、夜驚症が起こらないようにと先回りして予防することは難しいものです。子どもの成長や睡眠の発達のなかで起こる、子どもによくみられる睡眠トラブルのひとつです。
まずは普段の生活で【疲れすぎ】をなくし、ねんねルーティーンを取り入れ、穏やかに入眠できる環境を整えてあげましょう。
そして、夜驚症が始まったとき、保護者はいつもと違う様子をみるとどうにかしてあげなくてはと焦ってしまいますが、大切なのは【夜驚症が始まったら無理に起こそうとしない】ことです。ベッドから落ちるような危険はないか、周りにぶつかりそうなものがないかを確認しながら、そばで見守ってあげましょう。しばらくすると、自然に落ち着いてきます。
夜驚症は初めて目の当たりにすると、とてもびっくりするものです。
でも、「こういう睡眠中の現象があるんだ」と知っているだけで、次に起きたときの気持ちは少し変わるかもしれません。焦らず、まずはそっと安全を見守ってあげてくださいね。
長く続いている場合や、あまりに頻回に起こる、ケガをしたり危険が伴うほど激しく動くなど、気になることがあれば小児科や専門機関で相談してみましょう。
参考)Sleep Foundation “Night Terrors (Sleep Terrors)”Written by Jay Vera SummerMedically Reviewed by Brandon R. Peters, MD, FAASMUpdated October 9, 2025
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