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夏にかけて増える赤ちゃんの“早朝起き”…実は遮光だけじゃない!原因と対策を解説

夏にかけて増える“早朝起き”…実は遮光だけじゃない!原因と対策を解説

「最近朝5時に起きるようになった」「あと1時間寝てくれたら助かるのに…」夏にかけてこうした赤ちゃんの“早朝起き”に関するお悩みがとても増えてきます。
早朝起きの対策といえばまず思い浮かぶのは“遮光”ですよね。もちろん遮光はとても大切ですが、実はそれ以外の原因が関係していることも少なくありません。
今回は早朝起きにつながる主な原因と、対策方法についてお伝えします♪

原因①睡眠環境<遮光&室温>

日の出が起床時刻より早くなってきたら、まずは遮光対策です。
朝の起床時刻には、“体内時計”が大きく関係しています。
体内時計は、朝の光を浴びることで「起床時刻と就寝時刻」がセットされます。そのため、これまではまだ寝ていた時間でも、日の出が早まり、さらに光漏れの刺激で起床時刻がどんどん早まっている可能性もあります。

また、赤ちゃんの瞳はとても澄んでいて、大人の2倍ほど光を敏感に感じると言われています。そのため、お子さんによっては“一筋の光漏れ”ですら「朝だ!」と思って活動を始めてしまったり、体内時計を早起き側にずらしてしまうことも。まずは、お部屋をしっかり遮光することから始めてみましょう。

お部屋の遮光対策ができたら、次は起きる時刻の調整です。
体内時計が早起きにズレないように防ぐ、または整えていくためにも、早起きしてしまった場合は「起きる時刻」までは真っ暗な寝室で静かに過ごしましょう。

おすすめ遮光方法

遮光カーテンがない場合は、「アルミレジャーシート」を使った遮光対策もおすすめです。100円ショップで手軽に購入できる、接着剤付きの面ファスナーや吸盤を使うと、簡単に取り付けることができます。なお、窓ガラスに直接貼るタイプの遮光フィルムは、ガラスの種類によっては熱割れを起こす場合もあるため注意が必要です。
「アルミレジャーシート」を使った遮光対策

<エアコンの設定温度にもご注意を!>
早朝、寝室の室温が高くなると、体が活動の準備が進み、目が覚めやすくなることがあります。早朝起きの対策のイメージは、“暗くて涼しい”=冬の環境を再現することです。早朝は夜中よりも少しエアコンの設定温度を下げ、室温を涼しく保つのもおすすめです。

赤ちゃんにとって快適な室温については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

 

原因②疲れすぎて寝ついている

「早く寝ると、朝も早く起きちゃう!」と、就寝時刻を遅らせていませんか?
実は、疲れすぎたまま就寝すると、かえって早朝起きにつながりやすくなります。
また、「夜に寝て、必要な睡眠時間(量)が取れたら自然と起きる」と思われがちですが、朝の起床時刻に、より強く影響しているのは“体内時計”です。体内時計で決まっている「起きる時刻」が来ると、たとえ寝足りていなくても自然と目が覚めてしまいます。

さらに、早朝起きが続くと夜の睡眠量が不足し、早朝の浅い睡眠ステージを“のんびりゴロゴロ”しづらくなることもあります。そのため早起きを怖がって、就寝時刻を「いつもと同じ」や「遅め」にするよりも、むしろ就寝時刻を早める方が改善に繋がるケースも少なくありません。「朝早く起きるから」と就寝時刻を遅らせるのは、早朝起き対策としては逆効果なので要注意です。

 

原因③赤ちゃんの個性

早朝起きには、実は赤ちゃんの“気質”や“タイプ”が影響していることもあります。皆さんのお子さんは、「のんびりタイプ」「活発タイプ」のどちらだと感じますか?
例えば…のんびりタイプの赤ちゃんは「なんだか外が少し明るいけど、まだ眠いから寝ちゃおう~!」となる一方、活発タイプの赤ちゃんは「お外が明るい!もう朝だー!!起きて早く遊ぼう~!」といったように、同じ環境でも反応が違うことがあります。

人には、「自己覚醒」と呼ばれる働きがあることが分かっています。自己覚醒とは、自分で“起きる時刻”を意識し、体内時計を早めてしまう反応のことです。
例えば大人でも「明日は旅行!楽しみ!」など、楽しみな予定があると、目覚ましよりも早く起きてしまったという経験はありませんか?子どもも同じように「早く遊びたいな」「起きたらママパパと楽しいことができるな」など、期待やポジティブな気持ちがあると自己覚醒が起こりやすくなります。

赤ちゃんはまだ時計がわかりません。早めに目覚めてしまったときに、ママパパの様子で「起きる時刻かな?」を確認しています。もう少し寝ていてほしい時刻であれば、ママパパも静かに様子を見て、反応しすぎない(狸寝入りがgood!)ことも大切です。どうしても泣いてしまうなど対応が必要な場合は、起きる時刻までは暗い寝室で静かに過ごすようにしましょう。

 

原因④空腹

睡眠が浅くなる時間帯に空腹を感じると、眠るのが難しいこともあります。
これは低月齢の赤ちゃんだけでなく、月齢が上がった赤ちゃんでも見られます。
特に夜間断乳後や、離乳食が進んで日中の授乳回数が減っている場合は、空腹が早朝起きにつながることもあります。

「空腹が原因かも?」と感じる場合は、日中の栄養(授乳量や、たんぱく質・脂質など)や寝る前の食事が早すぎないか見直してみましょう。夕食から寝る時間までの間隔が長い場合は、寝る前に水分と栄養補給として授乳や、ベッドタイムスナックを摂るのもとても大切です。

また低月齢の赤ちゃんの場合は、睡眠が浅くなる早朝に夜間授乳のタイミングが重なることで授乳が刺激になり、再入眠しづらくなることもあります。お子さんにあった夜間授乳の回数やタイミングを探ってみましょう。

 

原因⑤入眠の癖がある

抱っこや授乳など、「○○がないと眠れない」という入眠の癖がある場合は、早朝もその介入を求めて起きることが多いです。特に「抱き上げる」行為は、その刺激で完全に目が覚めてしまうことも。入眠の癖が原因と感じる場合は、ネントレ(ねんねトレーニング)によって一人で眠る力を育てることで改善につながります。ただしネントレは、お子さんの生活リズムなどの準備を整えたうえで進めることが大切です。

ネントレについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

 

赤ちゃんの早朝起き改善のカギ|様々な原因を見直してみよう

早朝起きは「遮光不足」だけが原因とは限りません。
・疲れすぎ
・体内時計のズレ
・空腹
・入眠の癖
・お子さんの個性
など、さまざまな要因が重なって起こっている場合もあります。
「遮光しているのに改善しない…」という場合は、赤ちゃんの生活リズムや夏の睡眠環境を、トータルで見直してみることが大切です。
焦らず、お子さんに合った原因を探しながら整えていきましょう。

 

あかちゃんと家族のためのねんね相談室GuuMin(ぐーみん)では、

  • お昼寝や就寝時間の寝かしつけのタイミングや生活リズム
  • お昼寝の回数の移行期の対応
  • 夜間授乳を減らすなど栄養に関するアドバイス
  • 「入眠の癖」の改善(ネントレのサポート)

など、お子さまの月齢や発達、個性に合ったアドバイスで睡眠のトラブルの改善をサポートしています。赤ちゃんのねんねでお悩みの方は、ぜひご相談ください♪

※本コラムの無断複製・転載はお断りしています。

執筆

シニアコンサルタント
只野 みずほ
TADANO Mizuho
  • CoucouLuna認定 乳幼児スリープヘルスアドバイザー
  • 日本眠育推進協議会認定 睡眠アドバイザー
仙台市在中
6歳と5歳の2児のママ
2023年より乳幼児睡眠について学ぶ(coucoulunaスリープアカデミー講座修了)

監修

川口 リエ
KAWAGUCHI Rie
  • CISA認定小児スリープコンサルタント
  • 豪州クィーンズランド大学環境科学学部卒業(名誉学士Honors)
  • 子どもの睡眠相談室CoucouLuna代表
  • GuuMinスーパーバイザー