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1歳頃の睡眠退行とは?原因と乗り切り方を解説!

あかちゃんの成長の節目で、夜泣きが増えたり睡眠が一時的に乱れたりする時期を「睡眠退行期」といいます。

(睡眠退行については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。)

1歳にかけては、運動能力、認知能力ともに大きく発達する時期です。特に分離不安や愛着の強まりが目立ちやすくなりますが、これは自然で発達上とても重要な変化です。こうした心身の発達の影響は睡眠にも表れやすく、「1歳の睡眠退行」と呼ばれることがありますが、長期的には安定した睡眠へ向かう過程でもあります。
ここでは、1歳前後の睡眠退行の特徴や原因、乗り切り方について解説します。

 

睡眠退行期1歳頃の主な特徴

こんな特徴があったら退行期かも?

●夜中に何度も起きる
●授乳や抱っこがないと眠れない(入眠の癖がつく、強くなる)
●お昼寝リズムが崩れる
●セルフねんねができなくなる
●夜間授乳やミルクが増える など

 

1歳前後の睡眠退行が起きる理由

①運動発達による心理の変化

この時期は、つたい歩きや一人歩きができるようになり、行動範囲が格段に広がります。
その一方で「ママやパパと自分は別の存在」という認識が発達し、かつ行動範囲が広がったことで、自分と親が離れすぎないように、親との距離の確認が多くなるといわれています。そのため、後追いが増えたり、ママパパの姿が見えないと不安になり泣いてしまったり、ということが見られるようになります。
これは日中だけでなく、夜中の睡眠にも影響します。夜の睡眠が浅くなったタイミングで、「パパママも側で寝ているかな?」と確認するため起きることが増えたり、泣き声をあげたりするかもしれません。この時、毎回授乳や抱っこで対応しているとそれが「入眠の癖」となり、夜泣きが続きやすくなることがあります。これまですでに入眠の癖がついていた場合はさらに癖が強くなり、特に授乳や添い乳への執着はとても強く、ママの負担が増えやすい時期です。

 

②お昼寝を1回に減らしてしまう

1歳頃はまだお昼寝が2回必要ですが、1歳を区切りにお昼寝が1回になるイメージを持たれる方も多いです。多くの場合、お昼寝が1回になるのは1歳2か月過ぎ~1歳4か月頃にかけてです。まだお昼寝が2回必要な段階で1回に減らしてしまうと、「疲れすぎ」が原因での夜泣きトラブルへ繋がりやすくなります。お昼寝回数は、お子さんの様子を見ながら慎重に調整しましょう。

 

1歳前後の睡眠退行の乗り切り方

●夜間授乳が増えないように気を付けよう

1歳頃になると授乳への執着が強くなることがあります。夜中に起きるたびに授乳をしていると、夜間授乳の回数が増えやすくなります。
入眠の癖がついた、強くなっていると感じる場合は、ねんねトレーニングを行うことで、睡眠と授乳との関連を切ることができます。
いきなり夜間断乳するのではなく、段階的に減らしていくのが良いでしょう。母乳の分泌の安定や夜間の水分源として、卒乳まで夜間授乳を1回だけ継続することも可能です。

 

●お昼寝リズムを調整しよう

この時期は、まだお昼寝が2回必要な場合が多いです。

★就寝までの時間が空きすぎないようにする
★必要に応じて夕方に夕寝や休憩タイムを取り入れる

といった工夫をするとよいでしょう。
休憩タイムとは、抱っこ紐やおんぶで30分程度の夕寝や休憩を取ることです。そこで眠ってくれたらベストですが、眠れなくても大丈夫。もし眠れなかった場合は、就寝時間を30~45分ほど早めてあげましょう。
夕寝の終わりが遅くなってしまった場合は、多少寝つきが悪くても、体内時計が乱れないよういつもと同じ時間に消灯するのがよいでしょう。

 

焦らず一歩ずつ、親子でぐっすり眠れる日々へ

1歳頃の睡眠退行は、お子さんの心と体が成長する過程において自然なことです。
毎晩の対応でヘトヘトになってしまう時期ですが、無理に完璧を目指さず、まずはパパとママの心身を一番に大切にしてくださいね。
ねんねトレーニングやお昼寝のリズムをうまく調整しながら、家族みんなで安心して眠れる環境を整えていきましょう。

 

あかちゃんと家族のためのねんね相談室GuuMin(ぐーみん)では、

  • お昼寝や就寝時間の寝かしつけのタイミングや生活リズム
  • お昼寝の回数の移行期の対応
  • 夜間授乳を減らすなど栄養に関するアドバイス
  • 「入眠の癖」の改善(ネントレのサポート)

など、お子さまの月齢や発達、個性に合ったアドバイスで睡眠のトラブルの改善をサポートしています。赤ちゃんのねんねでお悩みの方は、ぜひご相談ください♪

※本コラムの無断複製・転載はお断りしています。

執筆

シニアコンサルタント
只野 みずほ
TADANO Mizuho
  • CoucouLuna認定 乳幼児スリープヘルスアドバイザー
  • 日本眠育推進協議会認定 睡眠アドバイザー
仙台市在中
6歳と5歳の2児のママ
2023年より乳幼児睡眠について学ぶ(coucoulunaスリープアカデミー講座修了)

監修

川口 リエ
KAWAGUCHI Rie
  • CISA認定小児スリープコンサルタント
  • 豪州クィーンズランド大学環境科学学部卒業(名誉学士Honors)
  • 子どもの睡眠相談室CoucouLuna代表
  • GuuMinスーパーバイザー