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明け方の冷え込みが心配になる季節。赤ちゃんの睡眠にとって快適な室温とは?

眠る赤ちゃん画像

寝ている赤ちゃんの手足が冷たくてびっくり!「寒いんじゃないかな?」「風邪を引いてしまわないかな」と心配が増える季節になってきましたね。
赤ちゃんにとって快適な室温は、ママパパの体感ではなく
①温度・湿度の数字
②赤ちゃんの様子
の2つを目安にしてみましょう!

快適なねんねの室温とは

ねんねの室温「大事なポイント」

赤ちゃんのねんねの環境は必ず「涼しめ」を意識しましょう。
赤ちゃんは体の熱を発散するのが苦手です。暑いと眠れないだけではなく健康な赤ちゃんが睡眠中に亡くなってしまう、乳幼児突然死症候群(SIDSシッズ)のリスクを高めてしまいます。
「赤ちゃんのネンネ環境」と書きましたが、「涼しめ」は大人の安眠にも大切ですよ!

快適な室温と着せるものの目安

◆夏
・22~24℃ 湿度がベタベタしない程度(湿度50%前後)
・半袖肌着+半袖上下 +薄いスリーパー0.2~0.5tog
・室温を下げて、きちんと着せます。

◆冬
・18~20℃ 
・半袖肌着+長袖ロンパース(パジャマ)+6重ガーゼスリーパー(2.5togの厚み)
・室温を上げて、着こませない。掛け布団は使用しません。

※エアコンの設定温度ではなく、赤ちゃんの寝床近くの室温で考えましょう。

時間帯による快適な室温

夜の寝始めには

体は体温を下げて睡眠にはいりますので、熱をスムーズに発散できるよう、夜の就寝後寝付いてから3~4時間の睡眠の深いステージは、特に「涼しく」がBESTです。
寝始めに泣いて起きてしまうのは「暑い」が原因の可能性も。

夜中~明け方には

室温も下がるので赤ちゃんの手足が冷たくて寒さが心配になったら、太ももの付け根やお腹・背中などの体幹を触って確認してみましょう。手足が冷たくても、体感がポカポカであれば赤ちゃんにとっては『快適♪』です。
この時間帯は、体は体温が下がりきってくる時間帯で、体は熱を放散する必要がないため手足の毛細血管は収縮し、手足の先は冷たくなります。手足の冷え=寒い、のサインではありません。

11月は乳幼児突然死症候群予防月間!

冬は乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症が増える季節です。こども家庭庁では、平成11年度から11月を「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間と定め、SIDSに対する社会的関心を喚起するとともに、重点的な普及啓発活動を実施しています。※
温め過ぎ、ふかふかの敷布団・掛布団、暖房の近くに寝かせるなど、注意してくださいね。

※こども家庭庁「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間」について詳しくは下記リンクよりご覧ください。


■執筆
GuuMin睡眠コンサルタント 只野みずほ

■監修
GuuMinスーパーバイザー睡眠コンサルタント 川口リエ