Column
人は夜眠るとき、体温(脳温)を下げて眠りにつきます。
お風呂に入ると体温が急上昇し、その後元の体温に戻そう!と体温を下げようとします。この働きが、体内時計が就寝時間に向けて寝ようと体温を下げる働きを助けるため寝やすくなります。このことから、【寝る前のお風呂=安眠につながる】と言われています。
ただし、就寝時にしっかり体温が下がっていないと、お風呂のほてりで逆に安眠を妨げてしまうため注意が必要です。
必ずしも「寝る前のお風呂」でなくて大丈夫!
むしろ、お風呂に入ったら即寝る時間!となってしまうと、お風呂のほてりで暑く寝づらくなります。お風呂は朝や日中など、ご機嫌に起きているときにサッと済ませてあげましょう。
なかなかお昼寝ができず疲れすぎている時や体調不良のときなどは、お風呂はお休みして暖かいタオルで拭いてあげるだけでもいいですね。
この時期は夕寝ができなくてイライラ!が多い時期。そんな時は…夕寝の前にお風呂に入れちゃいましょう♪
お風呂で気分転換しつつちょっと疲れをプラス。そこから抱っこ紐やおんぶ紐でホッとすると眠れるかも。
お風呂のタイミングは、スケジュールが安定するまでは、柔軟に対応してみましょう。
寝る60分前頃には、お風呂からあがっておきましょう。お風呂上りは、「湯冷めが心配ですぐスリーパーまで着せてしまう」のは逆効果!
温めすぎはSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクも高めてしまいます。しっかり涼んでから、「寝る直前」にスリーパーを着せてあげましょう。
以下の3つのタイミングで40℃のお風呂に10分間入浴した場合の睡眠への影響を検証。
【結果】
「3.就寝の2時間前」に入浴した場合が、深い睡眠ステージが長く中途覚醒も少なかった。
出典:Effects of timing of warm bathing on night sleep in young healthy subjects | CiNii Research
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