Column

いつも赤ちゃんのネンネトレーニングや発達について解説している本コラムですが、今回は「低月齢(新生児~生後3か月頃)の赤ちゃんの夜間授乳」という面から、発達と睡眠の関係について解説していきます。
「夜間授乳が頻繁でねむれない…」「いつまでどのくらいミルクをあげていいの?」とお悩みの方はぜひご覧ください。
前提として、夜間も日中と同じく赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけ授乳をしてよい時期です。体内時計もできあがる前で、夜起きる理由に「空腹」の可能性も多く含まれています。そのため親主導で夜間授乳を無くすのはまだまだ早い時期。「授乳が入眠の癖になったらどうしよう!」と気にせず、赤ちゃんの栄養摂取を第一にお過ごしくださいね。
ママの母乳育児も軌道にのり、赤ちゃんも体内時計が整い昼夜の区別がついてくるこの時期には、〈夜=寝る時間〉〈日中=活動し栄養を取る時間〉と体の働きも徐々にセットされていきます。また睡眠も発達し、夜間に定期的に浅い睡眠(レム睡眠)が現れるようになります。そのため、夜起きる理由が「空腹」の可能性だけでなく、睡眠が浅くなった時の自然覚醒や寝言泣きの刺激など、他の理由で起きる場合も増えてきます。
ただし、生後4か月を過ぎても、「日中は4時間以上飲みたがらないけど、夜は頻回に起き、授乳が3時間かそれより短い間隔になっている」といったの状態の場合は夜間授乳が多すぎるかもしれません。
ポイントは、生後3か月以降は日中の栄養摂取の機会を減らしすぎないこと!です。
こんな場合は、「栄養摂取の昼夜逆転」が起きている可能性があります。
夜間の授乳回数を減らす準備として、飲みづらいかもしれませんがまずは「日中の授乳回数を5回」のリズムをつけましょう。1回に飲める量が少ない子の場合は、5回以上でもOKです◎
昼間はたくさん遊んでしっかり栄養を摂って、夜は親子でぐっすり。パパママも日中元気に、赤ちゃんとにっこり目を合わせたコミュニケーションをたくさんすることで、愛着形成と親子の信頼関係を強くします♪
あかちゃんと家族のためのねんね相談室GuuMin(ぐーみん)では、
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