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生後3~4ヶ月に訪れる「睡眠退行期」の原因を解説

赤ちゃん写真

あかちゃんの成長の節目で睡眠が乱れる時期を「睡眠退行期」といいます。(睡眠退行期について)
生まれて初めて訪れる、生後3~4ヶ月頃の退行期について詳しく解説します!
生後3ヶ月頃を「魔の3ヶ月」と言われることもありますね。「魔の3ヶ月」も、この時期の睡眠退行期もズバリ脳の発達が原因です!

生後3~4ヶ月に訪れる「睡眠退行期」の原因

①「深い睡眠」と「浅い睡眠」を繰り返す「睡眠サイクル」ができはじめる

これまでは浅い睡眠リズムだけを繰り返していたあかちゃん。深い眠り(レム睡眠)と浅い眠り(ノンレム睡眠)を順番に繰り返し始めます。
ですが、そのサイクルはまだまだ未熟で、お昼寝の睡眠サイクルは30~40分、夜間は50分程度と短いため、ママやパパは「寝たと思ったらすぐ起きちゃう・・・」と感じます。

  • お昼寝を長くさせようと頑張らなくて大丈夫。短くても、こまめにちょこちょこ寝かせてあげましょう。
  • 長く寝てくれるからと抱っこしたままにはせず、布団で寝る習慣を意識しましょう。

②気持ちがいい、不快、などの感情を表現できるようになる

感情を表現する大脳辺縁系が急速に発達するため、自分の気持ちを泣いて表現できるようになります。おむつが濡れてなんだか気持ちが悪い、ママの姿が見えなくて寂しいなど、多くの感情を泣いて伝えようとしてくれます。
ただその反面、感情をコントロールする脳はまだ発達していないため、寝不足や疲れすぎの状態になると、大脳辺縁系が興奮状態になりギャン泣きに!そうなると、自分ではこの興奮を落ち着かせることができません。

  • 寝ぐずりが始まる前に、覚醒時間を意識して寝かしつけをしましょう。この頃の覚醒時間は90分程度が目安です。
  • あかちゃんが安心できるように、落ち着くまでスキンシップをしましょう。落ち着いたらお布団に置き、手足を握って目を合わせないのがポイントです。

睡眠退行の時期は、ママやパパは大変ですがしっかり発達している証拠です。早ければ2~3週間、長くても生後5ヶ月を過ぎると少しずつ改善が感じられると思います。
ご相談があれば、ぜひGuuMinまでお気軽にどうぞ。
 


■執筆
GuuMin睡眠コンサルタント 只野みずほ

■監修
GuuMinスーパーバイザー睡眠コンサルタント 川口リエ