Column
「うつぶせの練習ってもうやってもいいのかな?」「うつ伏せにしても大丈夫なの?」などと悩んでいませんか?
寝返り前のゴロゴロ期の小さい赤ちゃんも、起きている時にうつ伏せや横向きの姿勢の練習をたくさんしてあげましょう。
うつ伏せの練習は首の筋肉やバランス感覚を鍛え、ママやパパから離れてお布団でゴロゴロできる能力と安心感を育みます。ネンネ上手になるために、低月齢から積極的にうつ伏せ遊びを取り入れてみてください。
また、ドーナツ枕を使ったり、ヘルメット治療を検討したりしていませんか?赤ちゃんは1日の半分は寝ていますが、半分は起きていますよね。起きているときも寝ているときも、あお向けでずっと天井を見せておくよりも、うつ伏せ遊びをたくさん取り入れてみるのがいいですよ!
アメリカ小児学会では向き癖対策の一つとしてもうつ伏せ遊びを進めています。(日本では1ヶ月検診でドクターからOKが出てから行いましょう)
生後2か月では、一日トータル15~30分程度を目安に行うことがアメリカ小児学会の乳幼児突然死症候群のリスクを下げるガイドラインの目安になっています。
まずはママやパパが仰向けになり、胸やお腹の上で行ってみましょう。このとき、両手で赤ちゃんをしっかり支えながら行ってくださいね。
ママやパパの体の上で行うのが慣れてきたら、床やマットレスの上でチャレンジ。わきの下に丸めたタオルを入れてあげると安定します。両脇を閉めるようにホールドしてあげても頭が上がりやすくなりますよ。
ママやパパ、きょうだいなど、一緒にうつ伏せになって目線を合わせてあげると不安にならず、その姿勢を楽しみやすいです。少し疲れてきたら、赤ちゃんのお尻に手を当てユサユサ揺らしてあげると、体の力が抜けてリラックス。頭を床におろして休憩できるようになります。
腹ばいの状態でリラックスできると、寝返りを覚えたての時期も自分で落ち着くことができ、顔を横に向けて安全な体制で休めることも覚えるので安心です。夜中に何度もママパパに「戻して~!」と泣いて呼ぶことも減らすことができます。
あかちゃんと家族のねんね相談室GuuMin(ぐーみん)では、赤ちゃんの睡眠に関するお悩み改善をサポートしております。
「夜泣きがひどくて親も眠れない…」「寝かしつけに時間がかかる…」など、一人で悩まずにお気軽にご相談くださいね。
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■執筆
GuuMinシニア睡眠コンサルタント 只野みずほ
■監修
GuuMinスーパーバイザー睡眠コンサルタント 川口リエ